中井窯の紹介
中井窯のあゆみ
1945年 初代 坂本俊郎が現在地に登り窯を築窯する
1948年 坂本實男 作陶の道に入る
1952年 吉田璋也氏より牛ノ戸焼脇窯の名を受け新作民芸の道に入る
1953年 「鳥取県美術展」初入選 以降連続入選及び入賞
1955年 「日本民藝館展」初入賞 以降6回連続入選
1962年 吉田璋也氏より牛ノ戸焼中井窯の名を受ける
1987年 坂本實男「鳥取県伝統工芸士」の認定を受ける
中井窯の土
地元の山土をとってきて小石や草の根を取り除き、大きな桶に入れ攪拌して泥水を作ります。
それを「すいひ」という細かい格子を通し沈殿させます。
次に「おろ」という竹で組んだものを通し水分を抜きます。
まだ水分が多いため素焼きの鉢にその粘土を盛って時間を掛けて水分が飛ぶのを待ちます。
中井窯の釉薬
わらを焼いて灰をつくり、それを瓶に溜め、水を抜きながら灰汁をとって調合します。
ぬめりがなくなるまで何度も何度も繰り返します。
作ってから使えるようになるまでには2~3年掛かります。
自然の材料で作った釉薬はとても不安定なので焼いてから調合し直さなければなりません。