winning

日本陶芸展 優秀作品賞 毎日新聞社賞


第56回 日本伝統工芸中国支部展 NHK広島放送局長賞

粉青米色瓷鉢

胎土に茶褐色の色土を使ったことでエッジの鋭い所に釉薬の下からその色がのぞいている。
それがキリッと形を引き締め、ゆったりとしたアウトラインを見せる器形でありながらもカッチリとした心地いい存在感を醸しだしている。
周到な計画がなくては作り出せない、作者の思いが伝わる優品である。


第52回 日本伝統工芸中国支部展 鳥取県知事賞

白釉掛分鉢(はくゆうかけわけばち)

(評:前田昭博氏~日本伝統工芸中国支部展図録より引用)
鉄分を含んだ土で轆轤形成し、乾燥後に白化粧を掛け分け、
わら灰釉を施釉して焼成した鉢である。
ほぼ鉢の真ん中で、掛け分けられた白化粧の境目に、
土肌がほんのりと見えており、掛け分けの効果がうまく
現われている。
白化粧の濃さが微妙に変えてあり、土の豊かな味わいと
温もりを、心地よく感じさせる作品になっている。

 

第18回日本陶芸展 第3部優秀作品賞・毎日新聞社賞 (平成17年)


評価